【ご挨拶】 ※当日パンフレットより
本日はご来場、ありがとうございます。
二年ぶり四度目のウエストエンドスタジオです。そして四度目の時代劇。
ここに来ると、何故か、着物が着たくなります。刀を振りたくなります。
お馴染みのスタッフさんと、お馴染みの時代劇で、何か違った事はできないかと、
今回はここを自分達の劇場にしてみました。
『ようこそ藤田演芸場へ!』
ここに集まる人々は、出会いや別れを繰り返しながら成長していきます。
新しい事に不安を抱きながらも、無理やりにも前へ進もうしていきます。
その姿は、今のスリークウォーターそのものです。
今の私達をのせたこの「トキグルマ」を、どうぞ楽しんでご覧ください。
スリークウォーターのテーマは相変わらず「舞台で生ききる!」です。
新しい時代の幕開けに、ここで皆さんにお会いできた事、誠に感謝いたします。
演出 清水みき枝
“スリークウォーター”つまり「4分の3」に欠けている「4分の1」が、今日、お客様によって満たされて、
初めてひとつの形を成します。
初代代表「山口敦史」のパンフレットの挨拶は、いつもこの言葉から始まっていました。
代表を引き継ぎ、初めての挨拶文ですが、やはり、この言葉は引き継いでいきたい言葉です。
それは劇団発足当時からのメンバーの思いであり原点でもあるからです。
ただ「芝居がしたい」という気持ちから5人でスタートした劇団も、今年で第八期の6名を迎え今は27名になりました。
第九期の研修生の中から今回は5人が一緒の舞台に立っています。
土日祝という限られた時間の中での稽古、そして平日の仕事の後のスタッフワーク、
この公演はそんな力によって完成しました。
何よりも劇場に足を運んでくださるお客様のおかげで、この第十二回本公演へと辿り着く事ができました。
本日が訪れたことを心から感謝しています。
そして、劇団員や出演者を支え応援してくれる職場・家族の皆様に、
また劇団を愛してくれるお客様に、心より感謝申し上げます。
今回の公演は、次の世代の我々に旗を渡される公演となります。
スリークウォーターは今までと変わらす、お客様と「1」になることを目標に走り続けます。
これからも、ご支援・ご声援のほど、宜しくお願い申し上げます。
代表 藩地真世 |