【企画者ご挨拶】※当日パンフレットより
今回で7回目となる劇団スリークウォーターJAM公演。
この度初めての企画、演出をさせていただきます。
今回JAM公演の出演、スタッフの多くを占めるのが劇団12期生です。2年前のワークショップ終了公演に出演した当時の仲間が集まり、公演に向けて稽古に励んできました。当時も今回も、劇団の先輩方の強力なバックアップがあったのは言うまでもありません。
今回のテーマは「仲間・家族」です。
目には見えないこの繋がりは、どこから来るのでしょう?
血の繋がりなのか、共に過ごした時間なのか。それとも…?
今回劇場に足を運んでくださった皆様に感謝を込めて、可笑しくも温かい、そんな物語をお届けしたいと思います。
ツッコミたくなる準備はできましたか?
それでは、ごゆっくりお楽しみください!
作・演出 手嶋一也(劇団12期生)
楽しいことばかりでは到底なく、一本の芝居を作る大変さが身に染みる日々でした。山を飛び、谷を越え、壁をぶっ壊してとうとうこの日に辿り着きました。しかし、そんなことは今日この場でお会いするあなたには一切関係ないことです。舞台上に次々と現れる、どこかおかしく、なぜか愛らしい登場人物たちを笑っていただけるだけで本望であります。本日はご来場誠にありがとうございます。最後までごゆっくりお楽しみください。
並木一徳(劇団12期生)
人が初めて帆を上げたとき、いったい何度座礁したことでしょう。
私は今回、初めて海を渡ろうとする船員の一人にすぎませんが、後にも先にもここまで記憶に残る航海はなさそうです。それだけ、初めて、というものは特別なものなのでしょう。いずれは慣れていくことなのだと思いますが、初心は大切にしたいものです。
様々な人の初心が集った公演でもある今回のJAM vol.7。どうぞごゆっくりとお楽しみください。
野口弘人(劇団12期生)
一つの芝居を届けることの難しさと楽しさ。舞台の表側・裏側の諸々を、劇団の先輩方に教えていただき、今日この時を迎えることができました。今回の「きっと心が通じ合えば仲間であり、家族だ!」というテーマは、最近親友を亡くした私に突き刺さるものがありました。みんなの笑顔に救われました。劇場にいる一人ひとりとかけがえのない瞬間を共有し、心が通じ合えたら。そんな願いを込めました。この作品を一緒に楽しんでいただけたら幸いです。
渡邉智美(劇団12期生)