【第十回本公演を迎えて】パンフレットより
“スリークウォーター”つまり「4分の3」に欠けている「4分の1」が、今日、お客様によって満たされて、初めてひとつの形を成します。
パンフレットのご挨拶は、いつもこの言葉からはじめてきました。それは劇団発足当時からのメンバーの思いです。
ただ「芝居がしたい」という気持ちからスタートしたこの劇団は、劇団員をはじめ、客演の方々、スタッフ、お手伝いさん、そして
何よりも劇場に足を運んでくださるお客様のおかげで、「1」つの形を成し、第十回本公演という大きな通過点へと到達しました。
土日祝という限られた稽古時間の中で、全力で稽古する劇団員たち。彼らは私の自慢であり、誇りです。
それを支え応援してくれる職場・家族の皆様に、また劇団を愛してくれるお客様に、心より感謝申し上げます。
今回の公演で退団するメンバーが多数います。そして劇団員を目指し、次回公演に挑む研修生たちもたくさん控えています。
メンバーが入れ替わっても思いは受け継がれ、スリークウォーターはお客様と「1」になることを目標に走り続けます。
これからも、ご支援・ご声援のほど、宜しくお願い申し上げます。
スリークウォーター代表 山口敦史 |