【ご挨拶】 ※当日パンフレットより
早いもので、練馬で旗揚げしてから10年が経ちました。
これも劇場に足を運んでくださる皆様のお陰です。ありがとうございます。
昨年の8月にこの劇場に出会い、ワークショップの会場として利用させていただくうちに、アットホームな雰囲気が気に入り、
10年目のバトルロイヤル公演は、やはりホームの練馬区で!と準備をしてきました。華なセットや派手な照明はありませんが、一幕一場の捜査室にはちょうど良く、音楽ライブやパーティ会場としても利用されるこの劇場が私たちにぴったりなのです。
『この場所で私たちらしく』そんなテーマで挑んだ今回の作品。
この場所とは、稽古場でもあり、劇場でもあり、演劇自身でもあります。
10年前、劇団員たった4人で原作をそのまま上演した「熱海殺人事件〜売春捜査官〜」。今では多彩な女優陣が集まり、男性陣も若きパワーから艶の出たいいオジサンまで。年の差15歳、体重差50キロ、身長差30センチ…そんな外見もありますが、やはり強みは社会人。OLからキャリアウーマン、定時天国、残業地獄、自営業、管理職、職種や技術も豊富です。会社を立ち上げたらものすごい事ができそうだと、新しい出会いがある度、また劇団員の年齢を数える度に、そう思います。
そんな社会人が互いに刺激し合い、磨き合いながら作りあげたこの「OL最前線」。
バトルロイヤルの最後の敵は、自分自身。
日常で鍛えた心と頭と、稽古で見つけた飾らない自分の姿を武器に、最後の闘いに挑みます! どうぞ楽しんでご覧ください。
演出 清水みき枝
バトルロイヤル公演も8回目、今年は念願の作品のアレンジということもあり劇団員・研修生共々気合いの汗を流しています。
スリークウォーターでは本公演で自分の全力を出すのと同時に、バトルロイヤルで原点に返り役者としての成長を目標にしてまいりました。特に今年は役者選考からバトルだったと思います。劇団員の先輩と呼ばれる人達が迷わずに全力で演技を仕掛けて来たからです。圧倒されながらもみんなが全力を出し切る結果でした。でもそれはスタートに過ぎずそこからの闘いが本日まで続きました。
そんな中での記念すべき10期研修生の「卒業公演」でもあります。純粋さと個性の魅力溢れる演技を持つ研修生が更にもがき最高の舞台を目指しました。
芝居ができる喜びと、支えてくれる皆様への感謝をこめて、舞台に懸けるスリークウォーターの姿をごゆっくりお楽しみくださいませ。
本日はご来場いただきまことにありがとうございます。
スリークウォーター代表 藩地真世
本日はご来場いただきましてありがとうございます。
本年度3月をもって、山口敦史、山口圭三、涼木まりえ、ゆりあの4名が、劇団を退団する事となりました。
この場を借りて、退団者を代表し御挨拶させていただきます。
長いようで短い時間でしたが、本日御来場の皆様をはじめ、周りの方々の温かいご声援・ご協力に、心より感謝いたします。
私たちは劇団を去りますが、今回のバトルロイヤル公演を経て新劇団員が誕生し、今後の劇団を盛り上げてくれることでしょう。 そうしてスリークウォーターがずっとずっと続いていくことを祈っています。
私たちもまた、スリクオに負けないように、劇団で培ったたくさんの武器を手にそれぞれのステージで頑張っていきます。
これからも、変わらぬご支援・ご声援のほど心よりお願い申し上げます。
スリークウォーター初代代表 山口敦史
|