東京都練馬区を中心に活動を続ける 社会人劇団 ThreeQuarter (スリークウォーター) のオフィシャルサイトです。
ThreeQuarter
 
こちらの公演は終了しました
ご来場ありがとうございました。


つかこうへい没後10年へ送る企画第一章
劇団スリークウォーター
バトルロイヤル公演第十二弾


晴天のミモザ
〜蒲田行進曲より〜

原作:つかこうへい
脚本・脚色・演出:清水みき枝
日程:2020年3月21日(土)〜22日(日)
劇場:櫂スタジオ(吉祥寺)


※こちらの公演は新型コロナウイルス感染症対策を講じた上で上演いたします。
劇団による対策とお客様へのお願いにつきましてはこちらもご覧ください。

鶏・雛・卵チームに分かれ、一つの演目を競い合うバトルロイヤル公演。
今年は日本を代表する劇作家、演出家でもあり小説家のつかこうへいの没後10年にあたり、
各地で祈りをあげた演劇祭が行われている。
劇団スリークウォーターは旗揚げ当時より毎年のようにつかこうへい作品に携わらせていただき15年目。
つかこうへい没後10年へ送る企画第一章として、過酷な役者選考を経て選ばれた13名が、
劇団としては初の「蒲田行進曲」に挑む。
劇団13期生入団を賭けた闘いでもあるこの企画。役者バトルは、本番まで続く…。

京都市太秦、東映京都撮影所―。
大作「新撰組」の主演土方歳三に抜擢された銀四郎は、沸いていた。


「小夏。俺が土方歳三演んだから、そこはお前が沖田総司だろ。」
「…私、女優やめるんだって。」

「ヤス。十年前に撮影中止となった階段落ち…、復活させるぞ。」
「銀ちゃん、かっこいい!」
「俺に斬られて、落ちてくれるよな?」
「…へい!」

最大の見せどころ「階段落ち」のスタントを引き受けたヤス。
そのヤスに送られた一通の手紙。

「あなたのファンになりました。応援しています。ミモザより」

手紙に勇気づけられ、一歩一歩大部屋として頭角を現すヤス。
そして、その日がやってきた――。

映画の花形スターと、その取り巻きの大部屋俳優との友情を超えた強い絆。
この二人の間で揺れ動く落ち目の女優が魅せる女としての誇り。
劇団スリークウォーターが「ちょっと忙しいあなたに勇気を送る」限界突破の愛の劇場―。

―届け。あなたへの想い―


■料金
(全席自由)
前売:1,500円
当日:2,000円
パスポート:2,500円(※複数ステージ観劇可能)

◇パスポートについて◇
2ステージ以上の観劇をご希望の方はパスポートがお得です。
1日通してご覧になりたい方、
全チームご覧になりたい方、
別チームの違いを楽しみたい方、
2度見たい方、
ご予約お待ちしております。
※ご予約は2月10日まで。
 

■チーム・出演者

【鶏チーム】 ついて来い!道は俺達が切り拓く。
3月21日(土)19:00/3月22日(日)12:00

倉岡銀四郎:斉名高志
村岡安次:竹原ぽんず
水原小夏:伊角香織
明美:田村紗雪
クミ:岡島世里奈
監督:藩地真世


【雛チーム】 ついていきます!雛の色は私達で決まる。
3月21日(土)13:00/3月22日(日)18:00

倉岡銀四郎:斉名高志
村岡安次:竹原ぽんず
水原小夏:望月友理
明美:田村紗雪
クミ:染野敦子
監督:藩地真世


【卵チーム】 新たな旅立ち!可能性は無限大!!
3月21日(土)16:00/3月22日(日)15:00

倉岡銀四郎:吉田一番
村岡安次:並木一徳
水原小夏:一北実優(研修生)
明美:芝ア柚子(研修生)
クミ:三浦佳南子(研修生)
監督:藩地真世


■スケジュール

3月21日(土)
13:00 雛チーム
16:00 卵チーム
19:00 鶏チーム

3月22日(日)
12:00 鶏チーム
15:00 卵チーム
18:00 雛チーム

※受付開始&開場は開演の15分前です。
※開演5分前までに受付をお済ませください。
過ぎてしまった場合、お席のご用意ができかねる場合がございます。
※万が一予約に変更がある場合は、seisaku2019@3quarter.comまでご連絡ください。

■劇場

櫂スタジオ(カイスタジオ)

〒180-0003
東京都武蔵野市吉祥寺南町4-6-1

JR中央線・京王井の頭線「吉祥寺駅」より徒歩10分
※劇場に専用駐車場はありません。公共交通機関のご利用をお願い致します。

 

【挨拶文】 ※当日パンフレットより

本日ご来場の皆様には、貴重なお時間をいただきまして、誠にありがとうございます。
新型コロナウイルス対人類という予期せぬ事態に世の中は(もちろん私たちも)動揺を隠せませんが、私たちは、万全の体制で最大限の注意をしながら、公演を決行する道を選びました。
社会人劇団であるからこそ戸惑う事もありましたが、私たちは演劇人でもあります。
演劇人の中でもThreeQuarterは、お客様からの力を必要とする欲しがりさんなのです。
しかし、今回ばかりはとても多くの方に現在もご心配をおかけしております。
団員のご家族、職場の皆様のご理解とご協力には感謝の気持ちでいっぱいです。

稽古場以外で役者にもスタッフにも会う事ができず、ダメ出しを肴に酒を飲み管を巻くこともなかったので、とても充実した稽古だったことは間違いありません。
お陰で、なんだかとてもすっきりした「蒲田行進曲」が出来上がりました。
「ミモザ」とはアカシアの別名ですが、アカシアの並木道を歩いた時に、その温かさにつかさんの顔が浮かびました。私は一度しかつかさんとお話をした事はありませんが「父が蒲田行進曲が好きで映画のビデオを何回も見てました」と言ったら「お前は映画館で見ろ」と言われた事、忘れもしません。14年前、どこの映画館で「蒲田行進曲」をやっていたのでしょうか…。

つかこうへい大好きさんたちには是非見てほしい、パッションと愛が溢れる作品です。
世界が晴れる日を願って。ほんとうに遠くまで澄んだ青であってほしい!

劇団スリークウォーター演出 清水みき枝

『“スリークウォーター”つまり「4分の3」に欠けている「4分の1」が、今日、お客様によって満たされて、初めてひとつの形を成します。』
三代目代表となり初めての挨拶文ですが、やはりこの一文から始めたいと思います。
それは劇団発足当時からのメンバーの思いであり原点でもあるからです。
初代代表山口敦史から藩地真世、そして私に受け継がれたこの魂のバトンリレーを後50年は続けられる劇団にしていきたいと思っていますので、例え劇団員昇格の為の公演とは言え、お客様なしで行うわけにはいかない…、悩みに悩みましたが、答えはやはり一つでした。やるしかなかったです。

本日は、ご来場いただきまして誠にありがとうございます。
今日お越しの皆様がいてくださるから、スリークウォーターは成立するのです。

新型コロナウイルス対策等で不便をお掛け致しますが、お客様の心に何か残せるよう、総勢13名のキャストの情熱と明るさと魂をお届けします。
毛色の違うチーム上演となっております。違うチームを見ていただけると、作品の奥深さだけでなく、スリークウォーターが常に進化し新しく居続ける理由がより分かるかと思います。
新生劇団スリークウォーター、最後までごゆっくりお楽しみくださいませ。

劇団スリークウォーター三代目代表 吉田一番


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「♭1〜役者への道〜」


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